こんにちは。フリーランス医のDr.さいとーです。
小規模企業共済は年間84万円までの掛金を全額所得控除できます。
高い節税効果の一方で、その掛け金による資金繰り悪化が懸念されます。
それを解決してくれるのが小規模企業共済の一般貸付です。
今回は、小規模企業共済の一般貸付を利用してマネーマシンを作る方法を解説します!
小規模企業共済の基礎や節税効果については過去の記事で解説しています。
小規模企業共済の一般貸付の特徴4つ
小規模企業共済の一般貸付は、無担保で資金の使用用途の制限のない貸付制度です。
一般貸付の4つの特徴を解説していきます!
借入限度額
借入限度額は掛金の7−9割
借入限度額は掛金の範囲掛金の7~9割で、10万円以上2,000万円以内(5万円単位)で借入れができます。
加入年数が少ない場合は7割、その後、加入年数が多いと8割、9割と借入の割合が増えていきます。
年間の掛金が84万円の場合、年間約60万円〜75万円が借りられますね!
借入金利
一般貸付の金利は1.5%
日本政策金融公庫の10年内の基準金利と同程度で、比較的低い金利で借入できます。
1年分の満額84万円の掛金なら年間約1万円を払えば、借入限度額のお金を引き出せます。
何といっても、元々自分のお金ですからね!
借入期間
更新を前提に、借入期間は半年〜5年を選択する
借入期間は借入金額によって違います。
100万円以下 :半年 or1年
300万円以下 :半年 or1年 or 2年
500万円以下 :半年 or1年 or 2年 or 3年
505万円以上 :半年 or1年 or 2年 or 3年 or 5年
ただし、借入期間はそれぞれの期間の利子を払うことで更新できます。
つまり、借入期間が満期でも元金を返済する必要はありません!(ここ大事!)
更新を前提にすると、ここでいう借入期間=銀行にいかなければいけない頻度と言い換えられます。
毎回更新するのであれば、一番長い期間を選びましょう!
手間は少ない方がいいですからね!
出口戦略の注意点
借入部分も含めた元金が退職所得になる
小規模企業共済を解約すると、共済金は退職所得として受けとれます。
ただし、一般貸付を利用した場合には、借入金額も含めた元金が退職所得として計上されます。
掛け金の総額が1000万円で、一般貸付で800万円の借入がある場合を考えます。
解約時に受け取れるのは200万円ですが、退職所得は1000万円で申告するということです。
一般貸付の使用用途
一般貸付は、特に資金の使用用途の制限や借入の担保は不要です。
用途の例としては
・事業拡大
・小規模企業共済の積立金として再利用(マネーマシン!)
・新NISAの積立の補填
・不動産投資の頭金
などなど、多岐に渡ります。
借り入れたお金を小規模企業共済の掛け金として再利用してしまうのは面白いですね!笑
まさにマネーマシン!
一般貸付の手続き
手続きに必要なもの
借入金額 収入印紙の金額
10万円 以下 : 200円
50万円 以下 : 400円
100万円 以下 :1,000円
500万円 以下 :2,000円
1,000万円 以下: 1万円
2,000万円 以下: 2万円
一般貸付の手続きは30分くらいで終わりました。
私の場合は借入金額は現金手渡しでした。
小規模企業共済の一般貸付を利用してマネーマシンを作る方法 まとめ
最後までお読みいただいてありがとうございます!
小規模企業共済の一般貸付のHPはこちらです。
ご自身でも詳細を確認して、ぜひ一般貸付を利用してみてください。
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以上Dr.さいとーでした!
それではまたお会いしましょう!!
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