自分で行う建物の表題登記のオンライン申請【図面作成編】

不動産

こんにちは。フリーランス医のDr.さいとーです。

前回は自分で行う建物の表題登記のオンライン申請【基礎知識と準備編】を記事にしました。

今回ご紹介するのは登記申請のみオンラインで書類は郵送する方法、いわゆる“半ライン”です。

今回は建物の表題登記の図面作成を解説します。

Dr.さいとー
Dr.さいとー

このブログでは登記が初めて行うの方が、一から建物の表題登記をオンラインできるように全4部構成で解説します!

それでは第2部、よろしくお願いします!

この記事を書いた人
Dr.さいとー

医師:消化器外科医(外科専門医)→フリーランス内科・在宅診療医に転向。
Dr.さいとーの雑記ブログ「Give &Giブログ」で情報発信中。
資格:FP3級、簿記3級 宅建
2021年8月 マイクロ法人設立
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記事内

建物の表題登記の図面作成の準備

Dr.さいとー
Dr.さいとー

建物の表題登記では各階平面図・建物図面という2つの図面を作成します。

作図の方法はエクセルやcadを使う方法もありますが、今回は手書きの方法を紹介します!

キッズ
キッズ

結局、アナログやないかい!

Dr.さいとー
Dr.さいとー

それなー!!

結局、手書きが一番早えのよ。。。

Dr.さいとー家
Dr.さいとー家

所要時間は書類の準備が整ってからは1,2時間くらいです

10万円の作業と考えると意外にあっさり終わりますよ!

0.2mmのペンと定規

作図には0.2mmのペンが必要です。こちらのペンが安くて便利です。

マービー フォードローイング ミリペン 0.2mm ブラック

定規はmm単位の長さが測れるならOKです。

ミドリ 定規 アルミ&ウッド定規 15cm 

用紙

表題登記の図面はB4用紙を用います。

下記をダウンロードして、B4用紙で印刷してください。コンビニで印刷するのが便利です。

建築確認申請書の求積図

建築確認申請書の中にある「求積図」は各階平面図の作成に使います。

建築面積ではなく、延べ床面積を参考にします。

サンプル:求積図

右上には求積図の計算が書いてあるので、後ほど参考にします。

建築確認申請書の配置図

建築確認申請書の中にある「配置図」は、建物図面に使います。

サンプルとしてうちの配置図を貼っておきます。図面の見方は後述します。

隣接地の地番がわかる書類

隣接地の地番がわかる書類は過去の建物図面公図などです。

過去の建物図面から変更がなければ、過去の建物図面を書き写せます。

過去の建物図面が手元にない場合は公図を法務局から取得します。(※オンラインで取得する方法は別記事で解説予定)

今回は過去の建物図面から書き写す方法をとります。

建物の表題登記の図面作成

Dr.さいとー
Dr.さいとー

リアリティが出るように私が書いた図面で説明します。

①〜⑥の手順で進めます。

まずはシャーペンなどで下書きをして、間違いなければペンで清書しましょう。

①家屋番号

家屋番号とは建物を特定するための番号のことで、法務局が登記される建物につける番号です。

法務局に電話して「家屋番号の照会」と伝えるとすぐに教えてもらえるので、法務局に電話して記載しましょう。

(登記官が記載するので空欄で提出しても問題ないようです)

②各階平面図

各階平面図は確認申請書類の「求積図」を参考に作成します。

1階

まずは1階部分を図面の上側に書きます。

1階 延べ面積 求積図

求積図に書いてある斜線の部分は「軒」ですので、斜線以外の部分を図面にします。

今回は上が北になるように修正しています。

縮尺は1/250なので、

10,465mm / 250 = 41.86mm ≒ 4.2cm のように作図していきます。

長さをメートル単位に修正して記入します。辺が短くて書けないところは棒線を伸ばして記入します。

次に延べ床面積を求める求積表を作成します。

確認申請の求積図にも延べ床面積を計算した表が乗っているので、それを写しましょう。

床面積は求積表で求めたものの、小数点第3位以下を切り捨てます。

2階

まずは上に書いた1階部分と同じものを破線で描きます。

その上に実線で2階部分を描きます。

長さを記載して、求積表を1階と同様に作成して終了です。

Dr.さいとー
Dr.さいとー

作図した図面はコピーが許されるそうです。

間違いがあって後々修正する場合に備えて、作図が終了した時点でコピーしておくと便利です。

修正する場合は、修正テープ⇨コピーして書き直せばOKです!

③建物図面

隣接地の図面と地番

まず、右上に方位の記号を書きます。

次に、過去の建物図面公図を参考に1/500の縮尺で隣接地の図面と地番を記入します。

配置図

先程の図面の中で建物がどこに配置されているのかを記します。

建築確認申請書の配置図をよく見ると「配置寸法」が書かれており、隣地境界から建物までの距離を示します。

配置寸法を参考に建物の配置を描きます。

今度は縮尺が1/500になので、各階平面図の半分の大きさの建物を描きます。

配置図を書くときのポイントは、建物がどの地番の上に乗っているのかを記載することです。

今回私の建物は1-285と1-284の地番の土地にまたがる建物でしたので、そのことがわかるように記載しています。

④建物の所在

建物の所在は建物がどの地番の上に立っているかを示します。

③で作成した図面建物がどこの地番にあるかわかるので記載します。

私の家のように2つの地番にまたがる場合は、2つの地番を記載します。

⑤作成者・申請人

作成者に自分の氏名と作成日、その部分に住民票と同じ住所を書きます。

申請人にも氏名を書きます。

⑥押印

すべての下書き⇨清書が終わったら最後に押印します

先に押印してしまうと、間違えたときに修正が面倒なので押印は最後にしましょう

Dr.さいとー
Dr.さいとー

か、完成した・・・!

はじめてだったけど、意外に書けるもんだなー!

キッズ
キッズ

結局、確認申請の図面とほとんど同じじゃないか!

そのコピーを提出じゃだめなの?

Dr.さいとー
Dr.さいとー

よくぞ、言ってくれた!

その通りなんだよ。

なんでわざわざ同じ図面を手書きさせるのか。。

これが士業の先生のお仕事か。。。

自分で行う建物の表題登記の“半ライン”申請【図面作成編】 まとめ

最後までお読みいただいてありがとうございます!

作図は初めての作業なので、多少時間はかかります。

しかし、10万円の作業だと考えると意外にあっさり終わったと思います。

次回はいよいよ、第3部 自分で行う建物の表題登記のオンライン申請【登記申請編】をご説明します!

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という方は、関連記事の下のコメント欄にお気軽にコメントをお願いします!

以上Dr.さいとーでした!

Dr.さいとー
Dr.さいとー

それではまたお会いしましょう!!

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