【悪徳不動産業者】銀行との仲介業者から資金16.5万円を守った話

不動産

こんにちは。Dr.さいとーです。

私は2022年春、マイホームのための土地を契約しようとしていました。

しかし、銀行の住宅ローン担当との間に謎の業者が入っており、その事務手数料はなんと「16.5万円」

その詳細を不動産業者に問い詰めた結果、支払いを0円にすることができました!

今回、みなさんへの注意喚起の記事を作成しようと思いました。

このような悪徳業者が減り、みなさんが不正ない不動産取引ができるよう願っています。

・今回わが家が経験した悪徳仲介業者の手口がわかる

・わが家が悪徳業者にどう対応したのかがわかる

・悪徳業者を見分ける方法ととるべき対策がわかる

この記事を書いた人
Dr.さいとー

医師:消化器外科医(外科専門医)→フリーランス内科・在宅診療医に転向。
Dr.さいとーの雑記ブログ「Give &Giブログ」で情報発信中。
資格:FP3級、簿記3級 宅建
2021年8月 マイクロ法人設立
自分の経験から皆様のお役に立てる情報をお届けいたします。
よろしくお願いします!

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記事内

わが家が経験した悪徳業者の手口

謎の業者現る

私は土地の購入のため地方銀行から住宅ローン借りようとしていました。

住宅ローン手続きの手順は

  1. 銀行に「事前審査(本審査)」を依頼

2. 事前審査の結果を受けて、銀行担当者と面談。

3. 必要書類の準備

4. 本申し込み

5. ローン契約

という流れで進みます。

悪徳業者が入ってきたのは、1と2の間。

不動産業者に住宅ローンの事前審査通過の知らせをもらったあと、

不動産業者
不動産業者

次回は担当者と打ち合わせです

Dr.さいとー
Dr.さいとー

銀行の担当者ですか?

不動産業者
不動産業者

いや、いつも住宅ローン関係でお世話になっているJ業者の担当の方が来ますので。

Dr.さいとー
Dr.さいとー

そうですか。わかりました。

担当者との打ち合わせ当日。

J業者
J業者

J業者の〇〇です。

融資の金利は〇〇%で、借入金額は〇〇円です。

融資の注意点は・・・・

融資をする銀行の担当者が作成した「銀行融資通知書」について、説明がありました。(あたかも自分が銀行のローン担当であるような口ぶりで)

特に事務手数料の支払いの説明はなく、J業者との契約書は交わしませんでした。

悪徳業者の全容がわかった日

その日は土地の契約日でした。

土地の契約が終わり、何気なく明細を見ているとJ業者に事務手数料16.5万円」の文字がありました。

疑問に思い、不動産仲介業者に質問します。

Dr.さいとー
Dr.さいとー

この事務手数料は私が直接銀行とやりとりすれば、必要ない費用ですか?

不動産業者
不動産業者

・・・いや、それは・・・必要な金額ですね。

えーと、なんというか。

ローンが高額なので、、、いろいろ動いてもらっているんですよ。(歯切れ悪い)

Dr.さいとー
Dr.さいとー

ほう。

うやむやにしようとしてるな

そんな説明で納得すると思うなよ。

ぱなっぷ(妻)
ぱなっぷ(妻)

絶対触れてほしくないって雰囲気が出てたね。

私はマイホームと今後やっていく不動産投資のために去年、宅建試験を受けて、パスしています。

宅建試験の範囲で不動産取引の契約の中に「銀行との仲介料は〜、○○%まではOK」などいう文言は聞いたことがありません。(宅建持ってなければ気づけなかった)

Dr.さいとー
Dr.さいとー

これはおかしいぞ。。。

こういうときはじわじわ実感が湧いてくるものなのかもしれません。

悪徳業者をあばく!!

土地の契約し帰宅後、やっぱりあの「事務手数料」が頭から離れません。

Dr.さいとー
Dr.さいとー

銀行にローンの事務手数料を払うならわかる。

私と何の契約もなく、勝手に仲介に入ってきた業者に事務手数料を払うことに納得できない!

よく考えてみると、今のところ銀行との間に入って、書類やメールを横流しする業務しかしていません

そもそも、J業者と私との間で何の契約もないのに、明細に乗ってきているのがおかしい!!!

これは限りなく黒だ!!

この悪徳業者の全容をあばいてやる!!

銀行の融資担当に連絡

宅建の資格で不動産関係の民法などに詳しいとはいえ、弁護士ではないので確証が持てませんでした。

裏打ちが必要であるため、今まで仲介が入って直接お話できていなかった銀行の融資担当者に電話で連絡しました。

銀行の融資担当と話して、仲介の業者がどのような仕事内容であるか確認するためです。

銀行融資担当
銀行融資担当

J業者が入っていても、銀行の融資条件は変わりません。

つまり、謎の仲介業者が間に入っても融資条件に影響はないのです。

銀行融資担当
銀行融資担当

他の不動産会社でローン申し込みもされてますよね?

それも同じ内容で作成しました

他の会社の場合は仲介は入ってませんでしたよ。

私は他の不動産会社でもローン申し込みを行っていて、同じ融資条件でした。

つまり、他の不動産会社で申請していればかからない費用を請求されていたということです!

Dr.さいとー
Dr.さいとー

J業者を外して銀行と直接やりとりすることはできませんか?

銀行融資担当
銀行融資担当

J業者がどういう経緯で仲介に入っているかはわかりませんので、

銀行側だけで、その仲介業者を外すことはできません。

不動産会社と仲介業者が許可すれば、直接やりとりができると思います

銀行側は仲介にはノータッチということでした。

他の不動産会社に連絡

更に同業者からの意見も聞きたいと思い、以前お世話になっていた別の不動産会社の担当者に電話しました。

Dr.さいとー
Dr.さいとー

こんなことがあったんですよ。

善良な不動産業者
善良な不動産業者

うちではそのような高額な事務手数料を請求することはありません

J業者はほとんど何も仕事してないですよ

契約した不動産担当者に強く言った方がいいですよ

同じ業界の方にこのように言われて、非常に心強かった!!

同業種でリスクもあるのに、こちらに味方してくれた業者さんには感謝しかありません!!

不動産業者とJ業者が「事務手数料」を紹介料として、山分けするのだと予想がつきました。

J業者
J業者

山分けしましょう!

不動産業者
不動産業者

そうしましょう!

夫婦で相談

ここまで状況証拠が大方揃ったところで、夫婦で相談しました。

もちろん、揉め事になる可能性があるので、その手間や時間、ストレスも考慮しなければいけません。

「16.5万円」は大金です。

そして、このお金は家族の時間を削って、働いていた対価です。

人生の時間を削っているのだから、命の一部です。

Dr.さいとー
Dr.さいとー

何の仕事もしていない業者に払うお金は、1円たりともない!!!

ぱなっぷ(妻)
ぱなっぷ(妻)

そうだーー!!!!

Dr.さいとー家
Dr.さいとー家

家族の時間を無駄にするような選択は絶対にしないぞ!!

私達は戦う決心をしました

不動産業者とバトル

もともとこちらの承諾もなく、J業者を紹介してきたのは今回土地の媒介契約をした不動産業者です。

特に説明も契約もないまま、明細を作成しているところを鑑みると

「悪いことをやっていることは承知済み」というわけです。

不動産業者に電話

証拠は残しておく必要があるため、内容を録音できる準備をして電話をしました。

Dr.さいとー
Dr.さいとー

「事務手数料が発生するという説明を受けていない」

「J業者と私の間で契約をしてない」

「J業者が入ることで、融資条件には影響がない」

「銀行との書類のやりとりは全部自分でやるので、その業者の仲介をキャンセルしてください」

「この通話は録音しているので、通話内容によっては不動産協会に提出することができます」

相手の不動産業者は面食らったのか、話はしどろもどろ。(はじめてこの件で追求されたのか?)

不動産業者
不動産業者

業務代行はやってもらってるんですよ・・・

え?銀行の担当者ともう話したんですか?

・・・そうですか。。。。

支離滅裂な会話でしたが、最終的に

不動産業者
不動産業者

一旦、担当者に確認します。

の一点張りに。

GW直前ということもあり「このまま返事が聞けないまま、GW突入させてはならない」

必ず今日中に連絡するように念押しをして電話を切りました。

約1時間後、

不動産業者
不動産業者

J業者には抜けてもらうことになりました。

事務手数料はいただなくて大丈夫です。

Dr.さいとー
Dr.さいとー

そうですか。それはわかりましたが、

こちらの信頼を著しく損なうことやっていますよね?

不動産業者
不動産業者

信頼を損なう?

J業者のことですか?

Dr.さいとー
Dr.さいとー

いやいや、あんたらのことでしょ。(アホか!)

あなたから不当に高い事務手数料を請求する業者を紹介されているんですよ、こっちは。

不動産業者

あーなるほど。。。。わかりました。

とりあえず、土地の契約については滞りなくやりますので、よろしくお願いします。

Dr.さいとー
Dr.さいとー

(詫びもできないのか。救えないなー。)

ということで、J業者は仲介から外れ、事務手数料の支払いは免れました、、、とさ。

土地をこの業者と契約してしまった以上、土地のやりとりはこれからもこの業者としなければなりません。(泣)

悪徳業者の対処法

・違和感を持ったらすぐ行動に移す

今までも不動産業者に「あれ?」と思うことが何度かありました。

結局私達のために動いてくれていないと思う瞬間でした。不動産業者は違和感を持った時点で変更すべきでした。

今回違和感が確信に変わったので、すぐ行動に移しました。少なくとも被害を最小限に抑えられたのは早めに行動に移すことができたからだと思っています。

・明細の金額に関しては逐一説明を求める

ローン金額が数千万円にもなる住宅ローンは、数万円の費用が小さく感じてしまいがちです。

数万円の請求の数字を「ふーん」で済ませてしまいがちです。

無駄なお金は1円もありません。逐一確認して、説明に納得いかなければドンドン突っ込みましょう。

・知識で備える

私は宅建を持っていたため、その他難しい不動産用語の中に「事務手数料」というワードを見つけることができました。知識で備えることは大事だなと痛感しました。

・仲介はなるべく挟まない

仲介など間に入る業者はなるべく少ない方がいいです。土地の仲介もなるべく元付け業者1社だけと取引した方がいいでしょう。

・重要なことは夫婦で共有・相談する

不動産業者とのやり取りや受け答えを夫婦で聞いており、違和感も共有できていました。だから疑惑がかかったときも夫婦で相談して、戦うことを決心できました。

これが一人だったら、ここまで動けていたかわかりません。夫婦で共有と相談が大事だと再確認しました。

悪徳仲介業者から資金16.5万円を守れた話 まとめ

「悪徳仲介業者から資金16.5万円を守れた話」を、最後までお読みいただいてありがとうございます!

悪徳業者に仲介されるところでしたが、

宅建を持っていたこと、銀行担当者や善良な不動産業者の協力で、なんとか支払いを回避することができました。

これは単に氷山の一角。まだまだこのような悪い業者がはびこる業界ということです。

この記事がみなさまの参考になればうれしいです。

「このブログが参考になった!!」

「ここが分からないから聞きたい!!」

という方は、関連記事の下のコメント欄にお気軽にコメントをお願いします!

以上Dr.さいとーでした!

Dr.さいとー
Dr.さいとー

それではまたお会いしましょう!!

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Dr.さいとー

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