2022年春に退局が決定し、フリーランス医になるDr.さいとーです。
退局までのストーリーをブログ記事にしています。
前回は「私が円満退局のために実践した4つのこと」を記事にしました。
今回は退局への道の第5段、「退局面談の生の声」に関して記事を書きました。
実際退局時の面談はどのような話し合いが行われるのでしょうか。
退局面談の生の声
できるだけプライバシー配慮してお伝えしたいと思います。
医師15年目 上司との面談
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「起業したことは前話してくれたね。
外科医を辞めて、医局を離れるのは残念ではあるけど、
それが先生のやりたいことであれば、応援するよ。
研究とかに不満があったとかではないか?
食っていくための収入は大丈夫か?
外科医として、手術に未練は残らないか?
それが大丈夫なら安心した。自分が医局にいる間は何かあったら相談に乗るよ」
![Dr.さいとー](https://stairway-to-fire.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_4BA33FFFDC9D-1.jpeg)
なんて温かい言葉の数々。(泣
全ての言葉が「医局の保身」などではなく、私個人の心配していただいた内容でした。
グループ長との面談
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「自分は元々医局なんていつでも辞めていいと思っていた。
自分の人生なんて一度きりなんだから、好きなことやってみるといい。
食べていけるなら心配はしないけど、家族を困らせることはするなよ。
起業、楽しそうだな。うまくいったら案内してくれ。応援してるよ。」
![Dr.さいとー](https://stairway-to-fire.com/wp-content/uploads/2021/01/FB815236-363A-42B1-8C04-EDE17E7902E3.jpeg)
またもや涙堪えるのに必死の内容。
罵倒される覚悟で行っているので、あまりの優しさに涙堪えるのに必死でした。
何故こんなに優しいのか。不思議になるほどでした。
医局長との面談
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「それぞれの生き方だから、それを否定は出来ない。外科医としての道を外れてしまうのは非常に残念。
家族との時間に関しては先生だけが悩んでいることではなく、誰もが充実を願っていること。
外科医と家族の時間を両立させてきた立場としては、
それが外科医を辞める理由の一つになっていることは残念でならない。
さらに相談の時期が悪い。大学院生の前に社会人として、相談する時期は調整できたはずだ。
そして、この時期に医局を離れると喧嘩別れになってしまう。学位は取得してから辞めるべき。
ここまで研究に時間をかけてきたのに、もったいない。」
1番厳しいお言葉をいただいた先生でした。
確かに家族との時間の充実を願うのは自分だけではありません。
家族との関係と外科医の両立をなさっている先生には頭が上がりません。
また「相談する時期が悪い」に関しては何も言えません。すみません!
ただ「学位がもったいない」というのは「サンクコスト効果」で、
現在価値を感じないため学位は取らない決断をとりました。
サンクコスト効果については過去の記事をご参照下さい。
教授面談
最後は教授面談。
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「最後は自分の人生だから、やりたいことやりなさい。
起業で医局を辞める人は初めてだ。
応援しているので、困ったことがあったら相談しなさい。」
なんと懐の深いお考えなのでしょうか。
トップに昇り詰める器ということでしょうか。
これで計5回にわたる私の退局面談が終わりました。
面談を終えての感想
医局は外科医のサポートや研究・教育機関としての役割など、他の施設では出来ない重責を担っています。
そんな医局に敬意を払いつつ、身勝手な私に叱咤激励の言葉をかけていただいたこと、本当に感謝しています。
私はとてもいい医局に所属させてもらったことを改めて認識しました。
【退局への道⑤】退局面談の生の声 医局員編 まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は退局面談の生の声を書きました。
医局員の生の声は体験しないと聞けない意見でしたので、同じようなことで悩む方の参考になれば嬉しいです。
以上、Dr.さいとーでした!
![Dr.さいとー](https://stairway-to-fire.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_4BA33FFFDC9D-1.jpeg)
それではまた、お会いしましょう!!
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