今回古いiMacを外部ディスプレイとして有効活用する方法を書いていきます。
職場で捨てられる寸前だった旧式iMacを「ターゲットディスプレイ」(外部ディスプレイ)として有効活用することができましたので、その方法を記事にしました。

・iMacを外部ディスプレイとして使う方法がわかる!
・重くて使えなくなってしまった旧式iMacを有効活用する方法がわかる!
・iMacでノートPCをデスクトップ化して、快適な作業環境の作り方がわかる!
ターゲットディスプレイモードとは? そのメリットとデメリット
「ターゲットディスプレイモード」とはiMacを他のPCの外部ディスプレイとして使うことです。
iMacはディスクトップ型のパソコンですが、古いiMacの一部はターゲットディスプレイモードで使うことができます。

先にメリットとデメリットを抑えておきましょう!
・古いiMacを捨てずに再利用できる。
・iMacの27インチの大画面を使い、中身は最新のOSを動かすことができる。
・クラムシェルモードを使えば、あたかも最新のiMacを使っている感覚に浸れる
・もともと旧式のiMacが必要。
・PC以外にも環境を整えるには10,000円〜の費用がかかる。
・起動時にキーボードとマウスのBluetooth接続が必要。
「ターゲットディスプレイ」に対応した中古のiMacはフリマサイトで1〜4万円程度で購入可能ですが、同様の27インチの新品のディスプレイと同じ価格帯です。(メルカリでiMacを探す)

それでは、実際にターゲットディスプレイ化する方法を見ていきましょう!
使えるiMacの種類と条件
ターゲットディスプレイとして使えるのは
職場で使われなくなっていたiMacはiMac(27インチ、Mid 2010)OSはSierraでした。

OSをSierraからHigh SierraへOSをアップデート。
さらに、ディスプレイをきれいに磨いてあげれば、ディスプレイの綺麗さは健在でした。
ベゼル(画面の外枠)の太さはありますが、そこが意外とレトロで素敵かも。
デザイン性はさすがApple。10年以上の月日を感じさせません。
接続するノートパソコンの条件
一方、私が持っているノートパソコンはMacBook Air (M1, 2020) macOS BIg Surです。
Apple公式では
『接続先のもう 1 台の Mac が 2019 年以前に発売されていて、macOS Catalina 以前がインストールされている必要があります。』と書かれていますが、
2020年製のMacBook Air macOS Big surでも使えました。
また下記記事によればWindowsでも接続することが可能なようです。

接続方法
2台のPCを Thunderbolt または Thunderbolt 2 ケーブル、で接続します。
Apple Thunderbolt 3(USB-C)- Thunderbolt 2アダプタ を接続し、そこからThunderbolt 2ケーブルを繋ぐ方法もあります。
私が使ったのは、こちらのケーブル。(※一般的な外部ディスプレイで使うHDMIケーブルなどは使えませんので、ご注意ください)
Cable Matters USB C Mini DisplayPort 変換ケーブル
Thunderbolt部分をiMacに接続し、USB type-C端子をケーブルをMacBookに接続します。

すべての接続が完了し、iMac のキーボードの「command + F2」キーを押します。
MacBookのデスクトップが表示されます。

クラムシェルモード
クラムシェルモードとはノートパソコンを閉じた状態で、接続したディスプレイに画面を表示させる方法です。
下記ページでクラムシェルモードについて詳細に書いてあります。

iMacの『ターゲットディスプレイモード』で『クラムシェルモード』は可能なのか。
答えは可能です。
私はマルチハブを使用してMacBookの端子を拡張しています。

MacBook Airのには端子が少なく拡張ハブが必須です!

iMacとMacBookをケーブルを伸ばすと、デスク上に置く必要もなくなりますので、デスクを広く使うことができます。

さらにクラムシェルモードで使う、キーボードとトラックパッドまたはマウスが必要です。
デスク周りの配線をスッキリさせたい人はBluetooth接続ができるものがおすすめです。
私が使っているものはApple純正のMagic Keyboard と Magic Trackpadです。
デザインがとてもシンプルで、もちろんiMacとの相性抜群です。

「ターゲットディスプレイモード」で「クラムシェルモード」実践編
ここでは実際にiMacを起動後、ターゲットディスプレイモードでMacbookに接続して、それをクラムシェルモードで使う手順を説明していきます。
※注意することは、接続するキーボードやマウスはiMacではなく、MacBookに接続しないと使えないということです。
1.起動の手順としてはiMac起動(電源を入れます)します。
2.キーボードをiMacに有線接続して、パスワードを入れてログインします。
ここでのポイントはBluethoothキーボードをあえて有線で接続してiMacにログインすることです。

3.有線接続キーボードで「command + F2」入力して、iMacにMacBookの画面を表示させます。
キーボード有線を外し、キーボードとトラックパッドをBluetoothでMacBookに接続して、MacBookにログインします。
(キーボードのBluetooth接続は場合により再接続しないといけない場合があります)
iPadと接続できるか?
「ターゲットディスプレイモード」でiPadと接続して、使えるのか?
試してみたら、使えました。

iPadは給電要らずで使えて便利です。iPad専用のアプリを大画面で使いたいときに便利ですね。
古いiMacを外部ディスプレイとして有効活用する方法 まとめ
今回は職場にあった古いiMacを再利用して、利用価値を高めることができました。
みなさんの周りにも使われていないパソコンは眠っていませんでしょうか。
ぜひ、この記事を参考にみなさんも有効活用していただきたいと思います。
今後もブログ内で財布にも環境にもやさしいDIYの記事を投稿できたらと考えています。
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以上、Dr.さいとーでした。
コメント
上記、大変参考になりました。ありがとうございます!
質問なのですが、マルチハブとIMACはなにで接続するのでしょうか?
サンダーボルトの接続口はAnkerにありますか?
他購入する必要な線がある場合は教えてほしいです!よろしくお願いします。
ももさん
コメントありがとうございます!
質問にお答えします。
マルチハブはUSBタイプCしかないので、iMacには接続できないです。
給電→ハブ→MacBookと接続して、拡張しています。
サンダーボルトの接続はアンカーのハブにはなく、iMac側に接続する際に使います。
記事内でご紹介した商品以外は特に必要ないです。
よろしくお願いします。
とても参考になりました。
2020年製のMacBook Air macOS Big surでも使えるということで試してみたいのですが、imacと接続するThunderboltのケーブルの型番を教えていただけませんか?
紹介されている黒いケーブルの画像をクリックして飛んだ先のリンクが違うようなので…
よろしくお願いします!
ゆい様
コメントありがとうございます!
ケーブルのリンクが間違っていたようで申し訳ありません。
正しく修正しました!
念の為、ケーブルの情報も載せておきます。
製品番号:201076-BLK-6-J
商品モデル番号:201076-BLK-6-J
ASIN:B07PHM4ZP1
よろしくお願いします。Dr.さいとー
ありがとうございます!