こんにちはー!Dr.さいとーです。この記事を読んでいただきありがとうございます!
寒い日が続きますねー。こんなご時世ですが,体調を崩されませんようご自愛ください。
さて、今回は私がどのようなステップで浪費家を克服したかを記事にしたいと思います。
私の経験が皆さんの参考になれば嬉しいです。
お金の価値を学ぶのはいつか?
幼少期〜学生時代の金融教育
私達は学校教育で金融教育を習わないため、その中心は家庭で行われます。
私が幼少期に家族から学んだお金の教育は
「お金は無駄にしてはいけない」「貯金はしておけ」「借金はするな」「投資・不動産には手を出すな」のような文言でした。
これらは日本の家庭でもよく言われている内容ではないでしょうか。
このように私達が受ける金融教育の実態は
バブル崩壊を経験した家族の教訓や根拠のない文言から行われているがことが分かります。
多くの方が学生時代にアルバイトを経験するものの、経済的に親から自立している人は少ないと思います。
私自身も「社会人になって親から自立すれば、お金の価値が理解できるだろう」と考えていました。
社会人の落とし穴、浪費家マインド
実際に社会人なってお金の価値観は変化するのでしょうか。
確かに、仕事でお給料をもらい、生活を自立させることは大きな意味を持っています。
学生時代と大きく違うところは労働の対価としてお金の価値を実感できることです。
「これだけ働いたんだからこのお金は価値がある」と感じることもあると思います。
しかし、以前の私は
自分で稼いだお金なのだから、自由に使っても文句ないでしょ
という思考でした。それが悪化していくと・・・
「貯金が貯まったから、少しいいものを身につけよう・・・」
「これはセールだから今のうち買っておかないと・・・」
「もう少しお金が貯まれば、あれが手に入って幸せなのにな・・・」
見栄にお金をかけてしまったり、ものの価値を値段で判断したりしてしまいます。
お金自体に価値があると思い込んでしまいます。
これはまさに、浪費家のマインドセット(=浪費家マインド)に陥っている状態でした。
社会人になって身につくはずのお金の価値判断は全く身についておらず、逆に自由なお金を手に入れたことで,浪費家マインドのスイッチが入ってしまいました。
浪費家マインドで考えると・・・
投資とは、お金を使って「値段より高い価値」のものを手に入れること。
消費とは、お金を使って「値段と同じ価値」のものを手を入れること。
浪費とは、お金を使って「値段未満の価値」のものを手を入れること。
出典: 坂下 仁 『とにかく妻を社長にしなさい』
これを読んで「何がいけないの?」と思ったあなたはすでに浪費家マインド陥っているかもしれません。
「ものの価値を値段で判断」してしまうと
「〇〇%オフだから、この商品は本来の値段より安く手に入る=価値が高い」と考えてしまうのです。
浪費家マインドの人はうまいセールストークに乗せられて、必要ないものを買ってしまった経験があるのではないでしょうか。
浪費家マインドを克服する3つのステップ
ステップ1:投資と消費と浪費の区別をつける
浪費家マインドを克服する1stステップは投資と消費と浪費を明確に区別することです。
これらを区別するにはお金を使う「目的」と「対象」を明確化することです。
ものを買うときの判断基準は、欲しいかどうか、お得かどうかではなく、必要かどうか。
買う目的は
生活に必要な消費なのか,自分の満足を満たす浪費なのか」しっかり区別すること。
さらに、
自分や家族のための消費なのか,見栄などの誰の役にも立たない浪費なのか見定める必要があります。
この考えを持つようになって、欲しいものではなく、必要なものを必要な量だけ買うことができるようになりました。
ステップ2:投資から人的資本を考え直すこと
資本家マインドへのセカンドステップは「人的資本」の考え方を学んだことです。
人的資本とは人の資産価値、私たちが労働でお金を稼ぐ力です。
一方、投資は自分ではなくお金に働いてもらうためのお金の使い方です。
投資は時間とお金を費やして、リスクを負った上での得られるリターンはせいぜい年利3−7%程度です。1000万円のの大金を運用しても数ヶ月分の生活費にしかなりません。
それに対して、人的資本の価値は40-50万は数ヶ月の労働で得られてしまいます。
人的資本で稼いだ1万円を投資で手に入れようとすると、25万円を投資して(年利4%運用)で1年もかかってしまいます。
1万円を簡単に使う前に「これは25万円の資産価値があるのか・・・」と考えるようになりました。
投資基準で目の前の現金の資産価値考え直したことで、お金の価値を多角的視点で見ることができました。
ステップ3:お金に付随する価値を考えること
浪費家マインドを克服するサードステップはお金に付随する価値を考えることです。
私達の人生は有限で、人生とは時間そのものです。
「Time is Money」ではなく、「Time is Life」です。
人生の時間を仕事に捧げる → その成果として「感謝の気持ち」を受ける→ その対価としてお金を頂いています。
お金自体は紙切れですが、お金の対価となる私の人生の時間と人様の感謝の気持ちは大きな価値があります。
お金を浪費に使ってしまうと、自分の人生と人様の感謝の気持ちという大きな価値を無駄にしてしまう。
このことを理解してやっと、私は浪費家マインドを克服することができました。
まとめ
今回は「あなたも当てはまるかも?お金が貯まらない浪費家マインドを克服する3つのステップ!!」
を記事にしました。
3つのステップは
ステップ1:投資と消費と浪費の区別をつける
ステップ2:投資から人的資本を考え直すこと
ステップ3:お金に付随する価値を考えること
でした。私はこれらの段階を踏むことで浪費家マインドを克服することができました。
私の失敗から、多くのことを学んでもらいたいと思って記事にしました。
今ついついお金を使ってしまう浪費家マインドの方の参考になれば嬉しいです。
浪費家マインドを克服して、人生を豊かにしていきたいものです。
以上です!
参考書籍
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