こんにちは。フリーランス医のDr.さいとーです。
建物の表題登記は土地や建物などについて所有者を法務局に届け出る手続きです。
建物の表題登記は本来、土地家屋調査士に委託する方が多いでしょう。
今回、私は新築した自宅の建物の表題登記を自分で登記申請しました。
今回ご紹介するのは登記申請のみオンラインで書類は郵送する方法、いわゆる“半ライン”です。
現状、不動産登記申請は半ライン申請がお手軽です。
このブログでは登記が初めて行うの方が、一から建物の表題登記をオンライン申請できるように全4部構成で解説します!
それでは第1部【基礎知識と準備編】よろしくお願いします!
建物の表題登記の基礎知識
建物の表題登記の概要
・建物の表題登記は登記事項の変更(新築など)から1か月以内に行う規則にはなっていますが、遅れても特に罰則などはありません。(※銀行の担保設定の手続きが遅れる場合があります)
・建物の表題登記の申請者は、個人でも問題ありません。住宅ローンを組んでいる銀行もしっかり登記されていれば、文句はないでしょう。
・土地家屋調査士に外注する場合、費用は10万円前後です。一方、半ラインでは郵送費や印刷代などで、1000円以内で登記できます。
・期間は書類・図面の作成と法務局とのやり取りで約1ヶ月の時間がかかります。
半ラインは手間と時間がかかります。
ただし、一度申請のやり方を覚えてしまうと、やり方はマスターできます。
他の不動産登記にも応用が効いてくるので、お時間がある方にはおすすめです。
両者ともメリット・デメリットがあるので、違いを吟味して判断しましょう!
建物の表題登記のオンライン申請の必要書類
建物の表題登記に必要な書類
登記申請書はオンラインで申請するので不要です。
- 建築確認検査済証の原本とコピー
- 建築確認申請書の原本とコピー
- 引渡証明書のコピー
- 住民票
- 建物図面・各階平面図
- 案内地図
- 返信用レターパック
・検査済証の原本とコピー:コピーの余白に「元本と相違なし」と記載します。原本は返却してもらいます。
・確認申請書の原本とコピー:確認済証、確認申請書の第一〜五号書面の原本とコピーを提出します。コピーの余白に「元本と相違なし」と記載します。原本は返却してもらいます。
・引渡証明書のコピー:引き渡しの際にもらったものです。
・住民票:新住所のものを提出します。
・建物図面・各階平面図:本申請の山場なので次の記事で解説します。
・案内地図:Google MapをプリントアウトしたものでOKです。
・返信用レターパック:原本を返送のため、自分の住所を記載します。
“半ライン”申請の手順の注意点
必要書類の準備 ⇨ “半ライン”申請 の順です!
オンライン申請は必要書類の準備⇨オンライン申請の手順を守ってください。
オンラインの登記申請から書類到着までタイムラグがあると、一度申請の取り下げが必要な場合があるので注意してください。
まずは必要書類を準備してください。
オンライン登記申請に必要な環境
PC環境
WindowsのみでMacは非対応
PCの必要環境としてOSはWindows10/11のみです。
Mac OSには対応していません。様々な行政サービスはMacに対応しているものは少ない印象です。
私はMacユーザーですが、今回行政サービス用にWindows PCの環境を整えました。
省スペースでモニター入力のみで画面を切り替えられる安価なミニPCを購入しました。
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そこまで性能は高くありませんが、電子申請には十分です。
Macのキーボートとトラックパッドは有線接続で接続可能です。
マイナンバーカードとICカードリーダー
電子申請には電子署名をする際に、マイナンバーカードとICカードリーダーが必要です。
ICカードリーダーはこちらを使っています。WindowsとMacに対応、確定申告などでも重宝しています。
ICカードリーダー カードリーダー マイナンバーカード対応 USB接続型 Windows XP/Vista / 7/8/10、Mac OS対応
自分で行う建物の表題登記のオンライン申請【基礎知識と書類準備編】 まとめ
最後までお読みいただいてありがとうございます!
今回は建物の表題登記の第1部、「自分で行う建物の表題登記のオンライン申請【基礎知識と書類準備編】」をお送りしました。
自分でやるメリットを大きく感じたので、ぜひみなさんも自分でオンライン申請にチャレンジしましょう!
次回は自分で行う建物の表題登記のオンライン申請【図面作成編】をお送りします。
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以上Dr.さいとーでした!
それではまたお会いしましょう!!
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