こんにちは。フリーランス医のDr.さいとーです。
突然ですが、医者はどうして不動産投資や投資詐欺に騙されやすいのでしょうか?
それはマネーリテラシーが低いからです。
社会に出てすぐに高給取りになるにもかかわらず、普段の業務に時間を忙殺され、金融知識を勉強する時間が作れません。
税負担は大きさから節税の言葉には敏感で「節税になります」という言葉にころっと騙されてしまうのです。
私たち医師はそういった甘い文句や詐欺業者に騙されないための、知識が必要です。
ファイナンシャルプランナー(FP)3級は幅広い金融の基礎知識が短時間で身につくので、
マネーリテラシー上げたい医師の方におすすめです!
今回は「医師がFP3級を取得する5つのメリットと勉強方法」について記事にしました。
FP3級とは
FP3級はライフプランニング、リスクマネジメント、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業継承の6つの章に分けられます。それぞれで下記のことを学びます。
ライフプランニング :ライフプランニングの考え方。社会保険・年金。
リスクマネジメント :生命保険。民間医療保険。
金融資産運用 :株・債権・現預金
タックスプランニング:各所得と所得税。住民税と確定申告。
不動産 :不動産取引の基本や法令。不動産の税金と活用方法。
相続・事業継承 :相続税と贈与税。相続財産の評価
医師がFP3級を取得する5つのメリット
確定申告ができるようになる
まず、FP3級を学ぶことで、確定申告は自分でできるようになります!
収入と所得、可処分所得、課税所得、課税標準、所得税率・・・たくさんの用語の意味をマスターできることはとても大きなメリットです。
FP3級を学んで、確定申告に必要な用語を理解し、申告の手続きをスムーズに行いましょう
ふるさと納税、iDeCoや小規模企業共済が所得税にどのように影響しているのかもわかりますよー!
給与所得以外の所得について学べる
医師がもらっている給与所得は所得の中でも控除や経費の余地が少なく、節税しにくい所得と言えます。
給与所得以外にも事業所得、雑所得、不動産所得や一時所得など、所得の種類はたくさんあります。
それぞれの特徴を理解すれば、節税のための工夫の仕方もわかってきます。
社会保険が体系的に学べる
社会保険について、FPを勉強する前まではなんとなくの理解しかありませんでした。
やはり一度体系的に学ぶと基礎ができるので、自分で応用や工夫をこらすようになります。
社会保険制度に使われる側から、制度を使う側に回れます!
マイクロ法人の活用術などはまさに、制度を使う側のいい例ですね!
相続や贈与の仕組みや優遇制度がわかる
親から教わることがなければ、社会に出ても相続や贈与については学ぶ機会はほとんどありません。
FP3級ではおばあちゃんの知恵袋のような相続や贈与の基本が学べます。
また、勉強するまで知らなかった贈与や相続の税制優遇制度などもありました。
本当の親孝行は親のお金のことは黙っていることではなく
親のお金のこともしっかり対策してあげることだと思いますね!
簿記や宅建の基礎知識が養える
FP3級の試験範囲は広く浅いイメージで、簿記3級や宅建士試験といった他の資格と勉強範囲がかぶっています。
FP3級を取得していると、簿記や宅建の試験対策になるとはいいませんが、FP以外の資格学習の導入がスムーズになります。
FP3級の知識が他の資格の基礎になってくれます!
FP3級の勉強方法
FP3級の試験勉強は、独学一択です。
FP3級試験の合格に必要な勉強時間は30-100時間程度と言われており、試験前の1~2カ月の勉強で大丈夫です。
合格率も約70%と普通に勉強すれば、難しい試験ではありません。
おすすめの教科書は「みんなが欲しかった!シリーズ」です。
試験勉強としては電子版もいいですが、後から内容を見直すことを考えると紙の書籍の方がおすすめです。
この2冊やっておけば、問題なく合格できますよ!
https://amzn.to/3EqdLRXみんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2022-2023年
みんなが欲しかった! FPの問題集 3級 2022-2023年
医師がFP3級をとる5つのメリットと勉強方法を解説 まとめ
最後までお読みいただいてありがとうございます!
今回の記事のまとめ
医師がFP3級を取得する5つのメリット
☑確定申告ができるようになる
☑給与所得以外の所得について学べる
☑社会保険・社会保障が体系的に学べる
☑相続や贈与の仕組みや優遇制度がわかる
☑簿記や宅建の基礎知識が養える
FP3級の勉強方法
☑独学一択
☑試験前1~2カ月の勉強が必要
☑試験の合格率は約70%
☑市販の教科書で十分合格可能
☑おすすめの教科書は「みんなが欲しかった!シリーズ」
マネーリテラシーを上げたい医師の方にぜひおすすめの資格ですので、興味がある方は資格試験に挑まれてはいかがでしょうか。
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以上Dr.さいとーでした!
それではまたお会いしましょう!!
コメント
春から医学生になる者です。
医師はマネーリテラシーのない人が多く、金融業者や不動産会社の良いカモになっているという話はよく聞くので、医学部生のうちにFP、宅建あたりは取得しておきたいと考えています。
FPの資格なのですが、2級まで必要だと思いますか?3級で十分でしょうか?
りりりさん
医学部合格おめでとうございます!
また、わざわざコメントをいただき、ありがとうございます!
私はFP3級までしか持っていませんが、広く浅い知識の習得や確定申告などの実務には3級までで問題ないです。
ただ、2級まで取るとさらに細かい株式投資の数値に強くなったり、知識の定着はしますね。
余談ですが、FP持っていると言って3級と答えると少し恥ずかしいという私見はあります w
とる資格の順番のおすすめとしては
簿記3級>FP3級>宅建>簿記2級>FP2級
といった感じですね。
医学部入学前から、そこまで考えている方はなかなかいません。(末恐ろしいですw)
ぜひ、大学の勉強と並行して金融の勉強も進めていってください!☺️